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2008年4月

教えずに学力を上げる魔法の言葉!!(4)

 「九九を言ってみて」という発言により、桁数の大きい筆算でも九九に注意するようになるのです。

 その結果、子供が自分でミスを発見することができるのです。

 また、不思議なことに、実際に間違っていた内容が九九の計算ではなかったとしても、「九九を言ってみて」という発言によって、どこがどう間違っていたのか発見できたりするものです。

 子供が「合っている」と思い込んでいる部分に対して、「もう一度、確認してみよう」という呼びかけになっているのです。

 極端な話、掛け算ではない問題で間違ってしまっても、「九九を言ってみて」という発言で正解に導くこともできるのです。

 しっかりと間違いの原因究明をしている子供にとっては特に効果があります。

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教えずに学力を上げる魔法の言葉!!(3)

 「手助け」とは言っても、どこでどのように間違えたのか、細かく見てあげる必要はありません。

 「九九を言ってみて」と言うだけでいいのです。

 素直に九九を言う子供もいれば、「なぜ覚えていることを言わなければならないのだろう」という理由から嫌がる子供もいるでしょう。

 実際に「九九を言ってもらえるかどうか」は、どちらでも構いません。

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教えずに学力を上げる魔法の言葉!!(2)

 また、九九は完璧に言うことができても、桁数の大きい筆算のときになると、必ず「7×6」を「48」などのように計算している子供もいます。

 「7×1=7」、「7×2=14」、「7×3=21」・・・と順番に言っていけば分かるのですが、順番に言っていかなければ分からなくなってしまうパターンです。

 このパターンの子供は、普段、このような間違いを起こしたときに、間違った問題を何度やり直しても正解を導き出すことはできません。

 子供自身、「九九は覚えている」という意識があるので、「掛け算は合っていて、それ以外の所で間違っている」と思いこんでしまっています。

 そして・・・「わからない」、「解答が間違っているのでは?」などのようになります。

 偶然「7×6=42」となった場合だけ、正解になるのです。

 あきらめの早い子供は、すぐに集中力がなくなります。

 がんばっている子供ほど、「なぜ答えが合わないのだろう」と考え込んでしまい、結果的に疲れてきてしまいます。

 こんなときに、誰かの手助けが必要になります。

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教えずに学力を上げる魔法の言葉!!(1)

 これは、実際に教えるよりも学力が上がります。

 なぜなら、教えないことで、子供は「自分でよく考える」ということをするのです。

 経験の浅い、塾や家庭教師の先生がよくやってしまいがちな、「教えることによって子供が考えることをしなくなってしまう」という心配もありません。

 では、実際にあった例などを交えて、「学力アップさせる魔法の言葉」をみてみましょう。

 小学校6年生~中学校2年生までの子供たちに九九の掛け算のテストをしてみました。

 覚えているようで覚えていないものです。

 箇所か間違っている子供や、九九を言っている途中で止まって考えてしまう子供が多いのです。

 お子様は大丈夫でしょうか?

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学力をアップさせる魔法の言葉(2)

 僕が一度に8人くらいの子供たちを相手に個別指導をしていると、複数の子供たちから同時に「わかりません」という声がかかることもありました。

 子供たちはそれぞれ違う勉強をしています。

 学年も違いますし、勉強している教科も違います。

 ですから、複数の子供たちから同時に「わかりません」と言われても、全員まとめて解説することはできません。

 そこで、教えずに学力を上げる方法を考えていたのです。

 「わかりません」と言ってきた子供たちに、ひとことずつ声をかけるだけで、この同時質問のピンチを乗り切り、さらには学力を上げることもできました。

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学力をアップさせる魔法の言葉(1)

 勉強を教えてあげるのは大変だと多くの方がこのように思っています。

 きっとあなたもそうではないでしょうか?

 確かに勉強を教えてあげるためには、それなりの技術が必要でしょう。

 そこで、多くの方は「塾にお願いしよう」、「家庭教師にお願いしよう」となります。

 「教える技術のある先生に任せよう」となるのです。

 勉強を教えてあげるためには、教える技術のある先生に任せるのが一番です。

 ですが・・・

 勉強を教えてあげるのは大変でも、学力アップさせてあげるのは簡単なのです。

 どれくらい簡単かというと、たったの“ひとこと”だけで学力は上がります。

 「ひとこと」によって、学力アップの効果を直接目にすることもありますし、直接的に効果を見ることはできなくても、

 「ひとこと」の積み重ねで後々の学力に大きく影響することもあります。

 教える技術はいらないのですから、もちろん、あなたにも使うことができますね。

 「たったの“ひとこと”だけで学力が上がったら誰も苦労しない」って思いますよね?

 皆さん、その「ひとこと」を知らないのです。

 ひとことだけで学力を上げる「魔法の言葉」があるのです。

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なぜ子供は「やる気」を出してくれないのか?(2)

 「子供にやる気を出させよう」というあなたの考え方は正しいのですが、「やる気が出る」という結果だけを求めていて途中が抜けているのです。

 「やる気」はエンジンです。

 今の状態は、エンジンが無い車を手で押しているようなものです。

 エンジンが動いていない車があったら、あなたはどうしますか?

 「手で押していこう」とは思いませんよね?

 「エンジンを動かそう」と思いますよね?

Yaruki_01  短い距離ならば「手で押してしまおう」と思うこともあるかもしれませんが、子供は、これから先も長い間、勉強をしていくのです。

 「やる気」が無い状態で無理やり勉強させていくのではなく、「やる気」にさせることが重要なのです。

 では、エンジンの動かし方をご存知ですか?

 「キーを差し込んで回すだけ」 ・・・ それはそうなんですが、エンジンを動かすメカニズムがあるのです(機械に詳しい方でなければご存知ないですよね)。

 同じように、「やる気」にもメカニズムがあるのです。

 まずは「やる気」のメカニズム(仕組み)を理解する必要があるのです。

 そして「やる気」のメカニズムに沿って子供がやる気を出すように誘導してあげるのです。

 もちろんそのためには、あなたの努力が必要になります。

 「子供がやる気を出さない」と悩んでいる前に、まずはあなたが努力することから始めましょう。

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なぜ子供は「やる気」を出してくれないのか?(1)

 「子供がやる気を出さない」という相談がよくあります。

 「勉強のしかたに関する相談」、「進路相談」と並んで非常に多くの方がこの相談をされます。

 子供のやる気に関する問題は、どこの家庭でも共通の悩みのようです。

 「やる気」というのは非常に重要なものです。

 たとえ子供が「勉強をする」という決断ができたとしても、それが「やる気」に結びつかなければ結果も出てきません。

 子供に「やる気」を出させるためには2つのことが必要になります。

 ・「やる気のメカニズム(仕組み)を理解すること」
 ・「あなたがお子様にやる気を出させるための努力をすること」

 この2つが必要なのです。Yaruki_02

 この2つの方法がわかっていないと、「どうして子供はやる気を出してくれないのだろう」という状況に陥ってしまいます。

 皆さんもご存知のとおり、「やる気」があるのとないのとでは勉強の効果も全然違ってきます。

 あなたのご家庭ではどのようにしてお子様に「やる気」を出させようとしていますか?

 「勉強しなさい」、「やる気を出しなさい」と言っているだけではありませんか?

 「やる気を出しなさい」と言われても「やる気」は出ません。

 きっとあなたが誰かから同じことを言われても「やる気」が出ないのではないでしょうか?

 パートで働いているスーパーで店長から「もっとやる気を出して接客しなさい」と言われても、それだけでは「やる気」は出てきませんよね?

 会社の部長から「もっとやる気を出して営業しなさい」と言われても、それだけでは「やる気」は出てきませんよね?

 子供だって同じなのです。

 「やる気を出して勉強しなさい」と言われただけでは「やる気」は出ないのです。

 たとえ勉強したとしても、「嫌々、勉強させられている」という状態になってしまいます。

 これでは学力が上がるはずもありません。

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(10)テキストの使い方を改善させる-その3

 では、学校に提出するときには?

 提出用の問題集にもう一度解いてみる必要はありません。

 問題を解いたノートを見て、答えだけを写してしまえばいいでしょう。

 すべての途中式を狭いスペースに詰めて書いたり、中途半端な途中式を書いたりしないほうがいいと思います。

 でもそれでは先生に「問題をやらずに解答を丸写しにしたと思われてしまう」と心配な場合、「途中式はノートに書きました」などのようにコメントを書いておけばいいでしょう。

 問題集を復習のために使う場合、やはりノートに問題を解いてもらいましょう。

 「問題集に書きこむ」ということは、

 ・復習できなくなる
 ・理解の妨げになる
 ・ミスを増やす
 ・悪い勉強法を身に付けさせてしまう

 様々なデメリットがありますね。

 私立では、先生が独自に作った教材を使用している学校もあります。

 内容を読んでみると、教科書よりもかなり分かりやすくなっています。

 ですが、それに書き込ませてしまっている学校がほとんどです。

 これでは当然、復習はできませんし、スペースもやや広めとはいえ限られてしまっているので、図や途中式を書こうと思わなくなってしまう子供が多くなります。

 このことが原因で、「有名私立に入ったものの、相対的に見て学力が低い」という子供も多いのです。

 独自教材の場合、書きこむ前にコピーをとることをオススメします。

 コピーがあることで、2冊の問題集を持っているのと同じようにテキストに書き込まない学習を進めていくことができます。

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(9)テキストの使い方を改善させる-その2

 覚えたことのうち60%は、1時間で忘れてしまうと言われています。

 しっかりと内容を理解したことでさえ、1日たてば半分忘れてしまうと言われています。

 定着させるためには、復習が必要なのです。

 学力アップのためには復習は欠かすことはできません。

 問題集に答えを書きこんでしまえば、復習ができなくなってしまいます。

 学力アップのためには復習が必要なのですから、「問題集に答えを書きこまないこと」が重要なのです。

「問題集に答えを書き込んで学校に提出しなければならない」という場合、まったく同じ問題集を、もう1冊準備することをオススメします。

 同じ問題集が2冊になりますので、「答えを書きこんで学校に提出する問題集」と「答えを書き込まない問題集」を分けて使うことができます。

 では、その2冊の同じ問題集・・・使い方にも学力アップのポイントがあります。

 たとえば数学の問題集の中身を見てみてください。

 答えを書き込むスペースが限られていますよね?

 子供たちは、その限られたスペースの中で問題を解いてしまおうとするのです。

 そのスペースが広ければいいでしょう。

 しかし、ほとんどの問題集では、その問題を解く為に必要な最低限のスペースしかありません。

 場合によっては、それ以下のスペースしかありません。

 では、その狭いスペースで問題を解いてしまおうとすると・・・

 ・図などを描こうとしないために理解できない
 ・字を小さく書き、自分の書いた字が自分でも読めなくなってしまう
 ・スペースが限られているので途中式を省略しようとして間違える
 ・場合によっては途中式を省略するクセがついてしまう

 このように、問題集で問題を解いてもデメリットだらけなのです。

 ですから、ノートに問題を解いてもらうほうがいいでしょう。

 ノートならば、好きなだけスペースを使うことができますね。

 問題を理解できるように自由に図を描き、筋道を立てて解くために途中式を省略しないで書く。

 狭いスペースで済ませてしまおうとせずにノートを使うことで、このような、しっかりとした学習ができるのです。

「まず1回目は、問題集に直接答えを書き込まずにノートに問題を解く」

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(8)テキストの使い方を改善させる-その1

 「学校によって学力に差がある」

 このような話を聞いたことはありませんか?

 これはただのウワサでしょうか?

 実際は・・・

 学習塾には様々な小学校、中学校の子供たちが通ってきています。

 ○○小学校の生徒は比較的学力が高い
 ○○小学校の生徒は比較的学力が低い
 ○○中学校の生徒は比較的学力が高い
 ○○中学校の生徒は比較的学力が低い

 このような傾向が見られます。

 「学校」と「学力」の間には関係があるのです。

 では、なぜ学校によって学力に差が出てしまうのでしょうか?

 もしかしたら、「先生の教える力」、「授業の環境」も原因かもしれません。

 しかし、僕が一番に注目していることは「教材、プリント」です。

 まずは、教材を見てみましょう。

 似たような問題集を使っている2つの学校があります。

 一方は学校の子供たちの学力は比較的高く、もう一方の学校の子供たちの学力はそれほど高くありません。

 「先生の教える力」、「授業の環境」にどれだけ違いがあるのかは分かりませんが、具体的に分かる違いがあります。

 「その問題集を解いて学校に提出させているかどうか」

 そして、多くの方の予想とは反対になると思いますが、問題集を提出させている学校の方が学力が低い傾向が見られます。

 問題集を提出するということは、問題集に自分の答えを書きこみます。

 問題集に答えを書きこんでしまったら、「もう一度問題を解いてみよう」ということができなくなります。

 つまり、復習ができなくなってしまうのです。

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