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2008年6月

感覚器の特性を利用して集中した状態を作る(3)

 しかし、もっと効果的な教え方があります。

 子供の視覚と聴覚の両方に働きかけるのですが、それに・・・アクション(動き)を加えるということをします。

 人の目は無意識に動くものを追う性質があります。

 たとえば電車から線路沿いの風景を眺めているとき、犬が走っている様子が視界に入ってきたとしましょう。

 無意識にそちらに注目してしまいませんか?

 道の隅にボールが置いてあるだけなら、それを気に留める人は多くありませんが、もしボールが転がっている途中ならば、多くの人が注目することでしょう。

 そして、「注目する」ということは、「集中して見る」ということです。

 では教え方の場合は・・・

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感覚器の特性を利用して集中した状態を作る(2)

 Aさんは口で説明してあげます。

 Bさんは参考書などで該当するページを目で見せてあげます。

 AさんとBさんの教え方の違いは、教える際に「子供のどの感覚器官に働きかけたか」です。

 Aさんは「聴覚」、Bさんは「視覚」に働きかけました。

 人の感覚器官と印象や記憶との関連を調べた実験で、「どの感覚が人の印象や記憶に残りやすいか」という調査結果があります。

 印象や記憶に残りやすい第一位は「視覚」で、約50%です。

 ですから、口で説明してあげるよりも、参考書などで該当するページを実際に目で見せてあげる方が効果的なのです。

 第二位は「聴覚」で、40%弱です。

 聴覚に働きかけることもなかなか効果的なのです。

 この場合では、参考書などには載っていない細かい補足説明をしてあげたり、参考書などでは分かりにくい部分を説明してあげるのに適しています。

 そこでCさんが登場です。

 参考書などで該当するページを目で見せながら、口でも説明してあげます。

 「視覚」と「聴覚」の両方に働きかけるのですから、より大きな効果を得ることができます。

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